翌朝、帰ってきた兄さんたちに、そのことを告げます。
アレクサンダーだけが、教会の外の大きな糸杉の下にある墓石のところに、聖クリストファーさまが、ひざまついているのを見たというのです。
子どもたちは、朝、一番先に聖クリストファーさまの石像を見に行きました。
しかし、石の巨人は、いつもの場所でからだにいっぱいつららをつけて立っていて、ただ幼な子の手に朝日があたり、バラ色に輝いているだけだったといいます。
トーリーも朝、目が覚めると、聖クリストファーさまの石像を見に行きましたが、巨人の像は肩の幼な子も共に、雪の頭巾に覆われていました。
トーリーは、雪の小山のうしろから耳をつきだしている野うさぎの案内で、また昨日の雪のむろの中に入ります。
子どもたちはみんないて、絵の中と同じように、トーリーと目をあわせました。