以前、交通安全の標語に、"せまい日本、そんなに急いでどこへ行く"というのがありました。
国土も道路も狭い日本、急いだって急がなくたってそんなに変わらないじゃないかということでしょう。
それで、本当にそうかどうか試してみたことがあります。
選んだ道路は、ハイウェイジャングル(トラック、乗用車、軽自動車、バイク、自転車などさまざまな車が混然と走っている道路)として悪名高い国道四号線。
東京・日本橋から埼玉県の栗橋までの58.5キロを、2台の車で競争した。
1台の車はスピードの制限なし。
追越しもありで、とにかく1秒でも早く目的地につくようにしました。
もう1台は、交通規則通りの安全運転を強いた。
両車とも、その世界では名の知れた国際級の腕を持つベテラン・テストドライバーに運転してもらって、どちらがどれだけ早く到着するか、ガソリンの消費量はどれだけかを調査した。
それと同時に、各ドライバーに器具をつけ、運転中のストレス度も測った。
さて結果は?まず、スピード制限なしの車が栗橋の橋桁に到着した。
そして、やれやれとちょっと一服しているうちに、安全運転のドライバーがにこにこしながらやってきました。
なんとたった11分しか違わなかったのです。
ガソリンはどうかというと、制限なしが8.3リットル、安全車が6.6リットルの消耗だった。
その差は1.7リットル。
また、ストレス度にも違いがありました。
ある地点での10分間の反応を分析したところ、スピード制限なしのほうは、相当なストレスが16回測定されました。
これは、ほとんどが前の車を追い越す際に感じられたものです。
一方、安全運転のほうは、ストレスは2回感じられたが、いずれも大したものではなく、あとはきわめてなめらかな心の動きだった。
つまり、制限なしの車は、わずか11分早く着くために命とガソリンを消耗したといえます。
命の値段は別としても、ガソリン1リットル=120円として204円の損失だ。
一見たいしたことはなさそうだが、1日に300キロ走るとすれば1000円以上の違いになります。
それに、金額的な換算はむずかしいが、ストレスによって生じるマイナスは相当なものです。
そして何より、無謀な運転をして事故を起こしてしまえば、そこですべてが無に帰してしまうのです。
あなたはそれでも、たった11分のために暴走する勇気がありますか?。
合宿免許取得するならば、是非その勇気は捨ててみてください。